需要と供給とは?

需要と供給とは?

はじめに

需要と供給とはなんでしょう?

聞いたことはあるけど分からないという方も多いのではないでしょうか?

需要と供給は個人の生活やビジネスなど幅広く影響を与えています。

そのため、経済学においては基本的かつ非常に重要な概念となっています。

本記事では、需要と供給とは何なのか?またその影響について解説します

今日もコツコツ学んでいきましょう!

需要と供給の基本

需要とは?

需要

消費者がある価格で商品やサービスをどれだけ購入したいかという指標のことを需要といいます。

そのため、価格が下がると需要が増え、価格が上がると需要が下がっていきます。

消費者としては安いほうが嬉しいので、安くなるほど欲しいと思う人が増えるわけです。

これが需要の法則です。

供給とは?

生産者がある価格で商品やサービスをどれだけ市場に提供したいかという指標を供給といいます。

そのため、価格が上がると供給が増え、価格が下がると需要が下がります。

生産者は価格が高いほど利益が大きくなるので、もっと売りたいと思いますよね。

これが供給の法則です。

需要と供給に与える要因

需要に影響を与える要因

以下のようなものが需要に影響を与える要因として挙げられます。

  • 所得の変化
  • 嗜好の変化
  • 関連商品の存在

例えば、新型のiPhoneが発売されたとします。

そうすると、新型のiPhoneに合わせてiPhoneカバーなどのアクセサリやアプリなどの需要が増えます。

逆に、旧型のiPhoneの販売・サポートが終了したら、そのiPhoneだけに対応していたアクセサリーやアプリなどの需要が下がることになります。

これは、市場に売れ残りが増えることにつながるため、価格を下げるようになります。

このように、需要に影響を与える様々な要因が考えられます。

供給に影響を与える要因

供給に影響を与える要因としては、以下のようなものがあげられます。

  • 生産コストの変動
  • 技術の進化
  • 政府の政策(補助金や規制)

例えば、コンピュータの部品に使われる材料費が上昇したとします。

そうすると、当然生産コストが上がるため、同じ価格であれば生産量を落とす必要が出てきます。

生産量が減るということは市場に出回る製品の数が減るため、価格が上昇することになり、消費者はより高い金額で購入するということになります。

このように、供給へ影響を与える様々な要因が考えられます。

需要曲線と供給曲線

それでは、需要と供給についてもう少し詳しく見ていきましょう。

需要と供給の動きは、需要曲線・供給曲線というものを使って表すことができます。

需要曲線

まず、需要が増加するとこの曲線が右方向にシフトすることになります。

反対に需要が減少すると、需要曲線は左方向にシフトしていきます。

見ての通り、需要曲線が右にシフトすると、同じ価格において需要が増加していることが分かります。

反対に左にシフトすると、需要が減少していますね。

需要が増加すると同じ需要量において価格が上がり、需要が減少すると価格が下がることになります。

次に供給曲線を見ていきます。

供給曲線

供給が増加するとこの曲線が右方向にシフトし、反対に供給が減少すると供給曲線は左方向にシフトします。

増加すると右シフト、現象すると左シフトというのは需要曲線と同じです。

供給曲線が右にシフトしたとき、同じ価格において供給が増えていることが確認できます。

反対に左シフトすると、供給が減少しています。

供給が増加すると同じ供給量において価格は減少し、供給が減少すると価格が増加することになります。

需要と供給のバランス

需要と供給についてそれぞれがどういったものなのか分かってきたかと思います。

次にこの需要と供給のバランスについて見ていきましょう。

先ほど見てきた、需要曲線と供給曲線が交差する点が均衡点と呼ばれます。

需要と供給のバランス

この点において、供給される商品と、需要される商品の量が一致し、均衡価格で取引が成立します。

このように、市場の均衡のメカニズムによって商品の価格が自然に調整されることで、供給過剰や供給不足を解消するという役割を果たします。

この市場における需要と供給のバランスが、意図的に市場をコントロールしなくても自然に形成される考え方のことを「見えざる手」と呼んだりします。

例えば、突然マグロが非常に多く収穫されたことで市場への供給が増えたとします。

この供給増加によって、供給曲線が右にシフトしマグロの価格は下がることになりますね。

価格が下がることにより、消費者がマグロを買いやすくなります。

つまり需要が増えたということになりますね。

しかし、供給が追い付かなくなってくると、この需要に対応するため企業などは価格を上げるような動きをとります。

これにより需要が調整されるようになり、最終的に均衡価格が決定されるということになります。

しかし、実際の市場においては、政府の介入などにより需要や供給に影響が出ることもありますのでさらに複雑になることがあります。

まとめ

この記事では、経済を学ぶ上で重要な需要と供給について解説しました。

市場における、需要と供給の関係と、どのようにして均衡量、均衡価格というのが決定されるのか理解できましたか?

需要曲線と供給曲線のイメージを覚えておくと、どのような動きになるのか分かりやすいですね。

実際の市場では様々な影響を考慮する必要があります。

しかし、需要と供給の基本的な動きを理解しておくことは非常に重要です。

ぜひ覚えておきましょう!

さいごに

最後まで読んでいただきありがとうございます!

需要と供給とは何なのか?またその影響ついて理解できましたか?

コツコツと大人の教養を身に着けていきましょう!

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